about

​タトルの想い

タトルは、

食べた人が「明日もがんばろう」と思えるようなお菓子を作ります。

メインとなる材料は、ひとつひとつ厳選したものを使っています。

美味しくて、やさしくて、正直で、時にユーモアのあるお菓子たち。

気取らない、”普通のワンランク上”を目指しています。




そんなお菓子を創り出し、

お客様に喜んでもらう為には、

僕ら作る側のことも大切にしないといけないと思っています。

実は、タトルを創った理由には、

「パティスリー業界の未来の為に」

「お菓子を使って世界を変えたい」

というものもあります。

少し、いやだいぶ長くなりますが、
何故そんな事をしようとしているのか?の話をさせてください。

僕は、フランスでお菓子の魅力を知り、
帰国後、就職したレストランでパティスリー部門に配属されてから日本でのパティスリー人生が始まりました。

同時にその頃から、飲食業界の大変さに疑問を感じ始めました。
勤務時間が長い。
給料安い。
原価高い。

賞味期限が短い。

つまり利益が出にくい。


誰かしら、すぐ怒る人が居る。

いない職場もありましたが、だいたい怒りたがりなおじさんが居る。

働いている人達はそんな疑問を提議する余裕も無く、働く働く、ひたすら働く。


30歳になる頃、小さな洋菓子店に転職。そこで、さらなる激務を目にしました。

 
その町場のケーキ屋さんはホント地獄みたいな所で、やっぱりそんな感じだったから全然仕事が終わりませんでした。


「私、お菓子大好きで、食べるのも作るのも大好き!」とか言って入ってきた新人達が、日に日に暗くなって来るんですよ。
そして、3週間くらいすると限界がきて、急にトイレに閉じこもりだす。そこでシクシク泣いていてなかなか出てこない。

僕もトイレ行きたくなって、「あのーとりあえず出てこよう」と説得する。
「…すいません…すいません」 と言って出て来ない。

僕は近くのコンビニに用を足しに行く。
まだ出て来ない、もう落ち着くまで放っておくしかない。
そして、翌週その新人は辞める。違う業界に転職すると言う。

わかってもらえたでしょうか…
未来が無いんです。このままだと。
パティスリー業界は衰退して行くのみです。


僕は、幼稚園の卒園式で、

「はい!私は、お菓子屋さんに、なりたいです!」って言って夢見てきた様なそんな子達の夢を崩さないお菓子屋さんを作りたいんです。

人に幸せを与えられるお菓子を、苦しみながら作って欲しくないんです。 

だから、僕はまず、作る人にフォーカスを当てます。

作る人が楽しく、そして余裕があるお菓子屋さんを作りたいんです。

普通に考えてそうじゃないですか?
ゾンビみたいになりながら、憎しみとか怒りがこもったケーキ食べたくないですよね。
働く人もハッピー、買ってくれる人もハッピー、税金もいっぱい払えたら国もハッピー。
すごくないですか?

そんな甘くないのは、わかってます。
利益を出さないと存続できない。
それをわかった上で、
もう目指すしか無いんです。 

そんな訳で、僕は働いている人に優しいパティスリーを作りたいんです。

既にこの優しいパティスリー作りを応援してくれる声もあり、嬉しい限りです。

だいたいのオーナーさんは、働いている人に厳しい。

厳しくするのがオーナーだと考えていらっしゃる方が多い。
それでなんか従業員に色々隠す。
厳しくして、なんか都合の悪い事は隠す。
それじゃ誰も信頼しないし、誰もついていかないよ、シンプルに考えて。


だから僕のお店の理念は、
従業員を大切にする事を込みで、

「嘘のないパティスリー」です。


従業員にも嘘をつかない。

お客様にも嘘をつかない。

国にも、世界にも嘘をつかない。

この信念を基に、お店創って行きます。

従業員の雇用の仕方も、商品も、ご近所付き合いもその信念に基づいて。
そしたら意外とシンプルに出来るんじゃないかな、意外と簡単なんじゃないかな。

ほら、だって嘘つかないって決まってるから、出来る事限られて来るし、無駄にセコセコした小細工考え無くて済むじゃない。

あーなんかそう考えたらワクワクしてきた。

長くなりました。

僕の想いはさておき、

まずは皆さんに美味しいお菓子を届けるのが第一です。​​​​​

タトル明大前洋菓子店を、どうか末永くよろしくお願いいたします!

2020年12月​ 亀山 勇太

 

©2020 by タトル明大前洋菓子店